屋根補修

屋根塗装

屋根塗装は、屋根材の保護と美観を保つために行われる重要なメンテナンスです。高圧洗浄で汚れや苔を除去し、下地プライマー処理を施します。その後、タスペーサーの取り付けや縁切りを行い、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装を実施します。スレートやセメント瓦、トタン屋根、アスファルトシングルなど、素材に応じた塗装が必要です。施工面積や塗料の選定により費用は異なりますが、適切なメンテナンスで屋根の耐久性を維持できます。

葺き替え

既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に取り替えることを葺き替えといいます。使用する屋根材によって費用は大きく異なりますが、原則として既存屋根材よりも軽量な屋根材を使用します。葺き替えのメリットは、防水材や野地板などの下地も同時に補修できる点です。また、瓦から瓦への葺き替えや、従来の瓦を防災瓦に取り替えることも可能です。これにより、耐久性と安全性が向上し、長期的な安心を得ることができます。

屋根重ね葺き(カバー工法)

カバー工法は、既存の屋根の上に防水材を敷き、新しい屋根材を重ねる方法です。屋根材の撤去が不要で処分費用がかからないため、コストを抑えられ、断熱性と遮音性も向上します。

素材の種類

• ガルバリウム鋼板
  高い耐食性と耐久性を持つ鋼板で、軽量で施工が容易。断熱性や遮音性も向上します。
• ジンカリウム鋼板
  耐久性と美観を兼ね備えた優れた屋根材であり、幅広い建物で使用されています。
• コロニアル
  軽量で施工が簡単、耐候性が高いです。色やデザインが豊富で、住宅の外観に合わせやすいです。

棟板金交換

棟板金は、スレート系屋根の最上部に取り付けられる金属部分で、屋根の一番高い位置にあります。この部品は、風や気象の影響を受けやすく、特に台風や強風時には剥がれたり飛散したりすることがあります。劣化が進むと、屋根の防水性が低下し、ルーフィング防水シートが破れることで雨漏りの原因になることがあります。台風などの被害に遭った場合、ルーフィングが最初に雨漏りを防ぐ役割を果たしますが、長期間使用しているとシートが破れるリスクが高まります。定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。